昨日とあるサイトで「職場の犬」というタイトルの日記を見かけた。文字通り事務所で飼っている犬のお話。

語呂が似ているからなのか、フォーサイスの『戦争の犬たち』みたいなハードな世界観を期待した。戦争に取り憑かれた薄汚い男たち、みたいな。

そんなヤツがここに日記を公開してるはずないじゃん。

余談だが、「職場の犬」って一見「企業の犬」と似た響きだ。 けど全然別のモノだと思う。

企業の犬は汚れた社畜のイメージだ。家庭のことなど省みず、仕事のためなら不正も辞さない。主のためには我が身の犠牲も厭わない忠実な番犬といったカンジ。

一方、職場の犬と言って浮かぶのはくたびれた中年社員だ。えらく冷房の効かない事務所で、汗だくでボォッと天井を眺めているウザい人。

イメージは舌がだらしなく出ている柴犬だ。黒マジックで眉毛とか書かれてて、でも半笑い。