とうとうこの日がやってきたか、という感じである。正直に報告します。

読者の方から「6/13の日記に書いていたチンチラとは犬の名前ではないんじゃないか?」という指摘をいただいた。調べてみたところ、たしかに犬種にチンチラというものは存在しなかった。チンチラとは南米産の齧歯類、つまりはネズミの一種のことだった。得意になって解説したはずなのに、実はぜんぜん見当違い。知ったかぶりしてる分だけ何か余計に恥ずかしい。

しかし実はもうひとつ告白しなければならないことがある。「ふぐり」についてである。

実は以前、ある方から「あなたの言うふぐりは、その使い方を間違っているのではないか」という指摘をいただいたことがある。その時は黙殺して誤魔化してしまっていました。ところが先週のこと。オールアバウトニゴというサイトの日記でもやはり、ぼくのまやかしを看破されてしまいました。ふぐりとはいわゆる陰嚢、袋の部分を指すはずであり、事実、辞書にもそう載っているではないかと。

じつはその通りなんです。ご指摘の通り、ふぐりとは銃身の部分ではなく弾倉の部分を指す単語だったのです。

いままでは、ほのぼのムードを演出するというイヤらしい狙いで間違いを放置してきたんだけれど、どうやらいよいよごまかしが利かなくなってきたようです。やはり、竿と袋は分けねばならない。いまさらだけど、とうとうぼくにも「ちんこ」と口にする日がやってきた、ということなんでしょう。試しにちょっと言ってみましょうか。

ちんこ。
ちんこちんこちんこ。
ちんこちんこちんこちんこちんこ。おちんちーんぶらっぶらっぶらっ。

だめだ。どうも違和感がある。ちんこを口にするのもきっと馴染まないだろうけれど、ちんこと口にするのもかなり馴染んでいません。
チンチラがネズミだった件といい、ふぐりが実は袋を指していた件といい、今の僕はかなり追いつめられた気分。いよいよ進退きわまった感じです。
誰か行き場のないぼくを助けて!

…という故事が「袋のネズミ」の語源なんだそうですよ。これは本当です。