6/25の件以来、あいかわらず男性器の呼称の問題に行き詰まっている。昨日の日記を見てみても、その躊躇・苦悩は明白だ。「ウタマロ」という表現で、ぼくは逃げを打っている。

その手の話題を出さずにはいられないくせに、シンプルに「ちんこ」と口にするのをためらうのは一体なぜなんだろう。

その理由はよく分からない、けれど、幸いにしてこの世は男性器を指す表現が多彩だ。昨日、外人と対峙する構図の中で「ウタマロ」を使用したように、今後も文脈に即した様々な表現が可能だと思う。料理長の話題の時には「コック」、刑事や軍曹が登場した日には「ディック」や「バズーカ」を使うなどして、当分の間は何とかやっていけるんじゃないだろうか。

果たして自分の日記に刑事や軍曹が出てくる日は来るのか、それは一体どんな日なんだ、という別の関心も残るけれど、とりあえずはこうやって逃げ回ってみようと思う。あまり逃げ切る自信もないんだけれど、この、呼称をめぐる問題はできるだけ先延ばしにしたい心境なのだ。

性にとまどう30さい。思春期どまんなか。